単語を登録しよう。
では、日本語変換の機能として、単語登録を紹介します。
これは、日本語変換に新しい言葉を覚えさせる機能です。
シンプルな機能ですが、使いこなすととっても便利です。
このボタンを使います
(Windows11では、右クリックで表示されたメニューから「単語の追加」を選択)
単語登録の役割
文章を入力していると欲しい漢字が一発で出てこないコトがありますよネ。
変換候補の中に入っていれば良いのですが
いくつかの漢字を組み合わせないと出てこない場合もあります。
専門用語や固有名詞・略号に、こんなコトがよく起こります。
こんな例を試してみましょう。
大学の落語研究会を"落研"(おちけん)って言います。
でも、「おちけん」を変換しても、"落研"は出てきません。
いちいち"落語研究"と入力して、余分な文字を消さなきゃならないのです。
そこで、「おちけん」と読みを入力したら
"落研"と変換させるのが、単語登録です。
単語を追加する
登録の手順は、こんなふうになります。
あらかじめ、日本語変換のツールバーを呼び出しておきます。
① <単語/用例登録>ボタンをクリックする
②「単語/用例登録」ダイアログボックスが表示されたら次のように入力
"読み" おちけん "語句" 落研
③<登録>ボタンをクリックする
読みと語句を登録する
これで、登録は完了です。
最初に一回だけ、正しい文字を入力する必要がありますが、
この時は、どんな組み合わせで入力しても構いません。
「落語研究」と入力して、"語"と"究"を削除すれば大丈夫です。
ダイアログボックスの"品詞"のトコロは、"名詞"を選んでおきましょう。
登録した単語を変換で呼び出す
単語を追加すると、それ以降、日本語変換でその単語を呼び出しできます。
単語登録の便利な使い方
このように単語登録は、読みが難しい漢字を登録しておくのが基本です。
でも、さらに便利な使い方もあります。
例えば、仕事の文章を書くときには、自分の会社名や部署名、
それに扱っている商品名がよく登場しますよね。
これを登録しておけば良いのです。
「placebo」 → (株)Placebo 総務部
この時、もっと短い読み仮名で登録しておくと、入力する文字が少なくて済みます。
"落研"も「おち」という読みで登録するのです。
これで入力するキーが半分になります。
「おち」 → 落研
さらに、メールアドレスなども単語登録しておくと便利です。
オンラインショッピングで、メールアドレスを入力するコトがよくありますよね。
たいていの場合、間違いがないようにと2回入力させられます。
メールアドレスは長ったらしいので、確かによく間違えます。
そんな時のために、あらかじめ単語登録してけば良いのです。
「かとう」 ↓ kato@xxx.s0-net.or.jp
こんな感じで登録しておけば、長ったらしいメールアドレスを入力しなくて済みます。
それに入力間違いもなくなります。
ちょっと面倒な入力があったらすぐに単語登録しちゃいましょう。
ただし、覚えにくい読みで登録すると肝心なときに変換されません。
ごく普通の読みにするのがポイントです。
いつでもカンニングできるよう、メモっておくのも良いでしょう。