1本指で入力OK!パソコン初心者のキーボード入門

やり方を知って使いこなそう!ひらがな・カタカナ・漢字・英語・記号

Part.8 at 2016-04-29

カーソルの動作を解説してみる。

文字入力は、カーソルを中心に働きます。

この動きを理解するため、一匹の猿を思い浮かべてみましょう。

名前は"かあサル"。

ダジャレでスミマセン。

カーソルが文字を並べていく

かあサル"は、キーボードから受け取った文字を1文字づつ並べていきます。

文字を並べたら、自分はそこによじ登って、最後尾にぶら下がります。

次の文字を受け取ったら、一番後ろにくっつけて、また最後尾に移動します。

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かあサルは、文字を並べて最後尾へ

[BackSpace]キーで、自分の前にある文字を捨てる

[BackSpace](バックスペース)キーを押すと、

かあサルは、自分の前にある文字を捨ててしまいます。

最後尾にいるときは、一番最後の文字が消されるコトになります。

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[BackSpace]キーが押されると、最後尾の文字を捨てる

矢印キーで、文字の上を移動する

[←]キー(左矢印)キーを押すと、猿は文字の上を左に移動します。

1回キーを押すと、1文字分移動します。

その位置で[BackSpace]キーが押してみましょう。

[BackSpace]キーで自分の前にある文字を捨てるのですから、

その位置の文字を消して、空いた隙間はかあサルがくっつけてしまいます。

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[←]キーで移動したら、[BackSpace]キーでその位置の文字を消して隙間を詰める

さらに、その場で文字を入力してみましょう。

かあサルは、その場に文字をはさみ込んで、

自分は、挿入した文字の後ろに移動するのです。

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かあサルを移動しておいて文字を入力すると、その位置に文字を並べて、後ろに移動する。

こうやって考えると、文字入力の動作がわかりやすいでしょ。

かあサルとカーソルが同じ動きになっているのは、言うまでもありません。

[おまけ] カーソルの語源

カーソル(Cursor)とは、もともと計算尺についていたガイドラインのコトだそうです。

いまどき計算尺なんて聞いても大半の人が知らないので、

何のことだかさっぱりわかりませんけど・・・

計算尺のカーソル

Photo by Ribbon, CC 表示-継承 3.0, 
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=97188783

計算尺はモノサシのような形の手動計算器で、透明なスライダが付いています。

そこ赤い細線が引いてあります。この細線がカーソルです。

これを目盛りに合わせて、計算結果を読みとります。

文字入力の基礎は、ずいぶん昔(1970年代)に開発されたので

当時の技術屋にはピンときたのでしょう。

でも、色んな用語がのっている分厚い英和辞典を調べても

「パソコンで文字入力を即す点滅する縦棒」なんてことしか書ありません。

結局、コンピュータ用語にだけ残っているのでしょう。

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