日本語キーボードの歴史 その1
キーボードは、最初から今みたいになっていた訳ではありません。
パソコンの性能向上に合わせて、少しづつ進化してきたのです。
その進化につき合ってみれば、しごくまっとうな機能向上なのです。
そこで、キーボードの歴史を少したどってみるコトにしましょう。
ややこしいキーボードも、足跡を追えば、もっと理解できると思います。
パソコン登場以前
まずは1970年代、パソコンが初めて登場した頃までさかのぼりましょう。
1977年、はじめてパソコンが登場しました。
インベーダーゲームとほぼ同年代。
ファミリーコンピュータが登場するちょっと前です。
LSIという同じテクノロジーの産物なので、
この頃、こういうモノが次から次へと登場しました。
しかし、パソコン(パーソナルコンピュータ)という用語は定着していませんでした。
マイコンブームと呼ばれていたんです。
最初のころのパソコンは英語キーボードが付いていた
最初に登場したパソコンのひとつにアップルコンピュータ社のAppleⅡがありました。
アップルは、いまiPhoneやMacを作っている会社ですね。
このAppleⅡ、だいたいファミコンと同じくらいの性能でした。
AppleⅡ こんなでした
AppleⅡには、最初からキーボードがついていました。
英語タイプライターと同じように使います。
アメリカ生まれの製品だったので、これはとても自然なコトだったんです。
現在のアメリカのパソコンでも同じです。
最初からタイプライターと同じなので、
アメリカ人は新しいコトをわざわざ勉強しなくても、
そのままキーボード入力できるのです。