1本指で入力OK!パソコン初心者のキーボード入門

やり方を知って使いこなそう!ひらがな・カタカナ・漢字・英語・記号

Part.7 at 2016-04-28

日本語キーボードの歴史 その4

PC-9801が登場した頃から、日本語が表示できるようになりました。

でも、どうやって入力するかは別の問題です。

そこで、生まれたのが日本語変換機能です。

日本語変換の誕生

PC-9801の場合は、マニュアルに漢字の一覧表が載っていて

それを見ながら文字コードを直接入力していました。

「阿」と表示させるには、"88A2"と人間が入力していたのです。

これでは実用になりません。

そこで、現在の日本語入力とよく似た日本語変換機能が開発されました。

ローマ字かカナを入力すると、漢字に変換してくれました。

ただし、はじめの頃はアプリケーションの一部になっていました。

日本語変換が、ワープロや表計算ソフトの一部だったのです。

そのために、日本語変換の操作がアプリケーションごとに異なっていました。

ワープロと表計算で、入力方法が違っていたのです。

日本語入力ソフトの独立

そこへ登場したのがワープロソフト一太郎です。

一太郎では、日本語入力機能が本体から独立していました。

そのため他のソフトでも、それを利用できました。

つまり、どんなアプリケーションでも同じ操作で日本語が入力できたのです。

この一太郎の日本語入力ソフトが、ATOK(エートック)でした。

ATOKの操作方法は、現在の日本語変換機能とほとんど同じです。

日本語変換が当たり前の機能になった

このとき登場した「日本語入力」の操作が、現在も引き継がれています。

パソコンのキーボードと日本語変換は、このように発展してきました。

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現在のパソコンでは、Windowsやスマートフォンで

当たり前のように日本語変換できますよね。

これは、標準で日本語変換機能を搭載しているからです。

でも、これまでのいろいろな制約が残っていて、

今でもキーボード入力をややこしくしています。