英語で小文字と大文字を入力するには。
キーボードでは、いろいろな文字と記号を入力できます。
ここで、もうちょっと詳しくキーボードの機能を見ていきましょう。
特に、英語キーボードの動作を理解すると、キーボードの使い方の基本がわかります。
あなたのパソコンでも日本語入力をオフにしたり直接入力にしたりすれば
英語キーボードと同じ働きになりますので試してみてください。
[SHIFT](シフト)キーで、小文字と大文字を切り替える
英語キーボードは、こんなふうです。
キートップに印字してある文字が少ないのでずいぶんスッキリしています。
実際に、日本語入力をオフにして試してみましょう(左上の[半/全]キーでオン・オフできます)。
[A]のキーを押すと、小文字で"a"と表示されますよネ。
[SHIFT](シフト)キーを押したまま[A]キーを押すと、大文字の"A"が入力できます。
これは、他のアルファベットのキーでも同じです。
[SHIFT]キーは、キーボードの左右にありますが、どちらでも同じように動きます。
上段の数字と記号も [SHIFT](シフト)キーで打ち分ける
上段に[1]と[!]のキーがあります。
今度は、これを押してみましょう。
数字の"1"が入力されました。
[SHIFT]キーを押したまま[1/!]キーを押すと、記号の"!"が入力できます。
英語キーボードは、数字と記号が、キートップの上下に印字されています。
そのままキーを押すと、下の文字"1"が入力され、
[SHIFT]キーを押しながらだと、上の文字"!"が入力されます。
キーボードの右側に記号のキーがたくさんありますがこれも同じように使います。
たとえば、[;/+]キーは、そのまま押すと";"が入力されて
[SHIFT]キーを押しながらだと、上の文字"+"が入力されます。
なお、数字の"0"には、上の文字が書かれていません。
ですから、このキーだけ[SHIFT]キーを押しても何も入力されません。
[SHIFT](シフト)キーの働き
昔の機械式のタイプライタは、レバーに文字が刻まれてました。
文字の数だけレバーがあって、ボタンを押すと、そのレバーを紙に叩きつけたのです。
小学校で、ピアノの中をのぞいたコトがありますか。
あんな感じです。
紙とレバーの間には、カーボン紙のようなリボンが挟まるようになっていて
これで文字を打ち出していました。
このレバーには、"A"と"a"の2つの文字が刻み込んでありました。
[SHIFT]キーを押すと、このレバーの位置が少しずれて
大文字の"A"と小文字の"a"を打ち分けていたのです。
レバーをずらす(シフト)させるから、[SHIFT]キーなのです。
日本語キーボードでは
日本語キーボードでは、この他に「ひらがな」や日本語特有の記号が
キートップの右側に印字してあります。
これは、あとから追加されたモノなのでそのままでは入力できません。
これについては、後ほど説明します。
日本語キーボードと本物の英語キーボードは完全に同じではない
本当を言うと、日本語キーボードと本物の英語キーボードは完全に同じではありません。
英語や記号の配置など、違うトコロがいくつかあります。
特に記号については、キーの配置が少し違っています。
日本語キーボードをJIS配列、英語キーボードはASCII配列と呼びます。
またメーカーや製品によって、外側に配置された特殊なキーの配置が違っています。
デスクトップパソコンとノートパソコンでも違います。
でも、アルファベットの位置は同じだし、
[SHIFT]キーで大文字になる動作も同じなので、
この連載では、同じモノと説明しています。