覚えるボタンは少ない方が良い。
さて、タイプライターやワープロのことは、知っていますか。
最近あまり見かけませんが、ずらり並んだボタンを押して文章を清書する機械です。
Photo by steve lodefink, CC BY 2.0 via Wikimedia
https://creativecommons.org/licenses/by/2.0
パソコンのキーボードも実はまったく同じです。
押したボタンの文字が、そのまま文章になって出てきます。
ワープロソフトを使えば文章を清書することもできます。
インターネットで買い物するときにはあなたの連絡先をキーボードで入力します。
とにかく、パソコンを使うにはキーボードは欠かせないのです。
キーボードを使いこなせれば、手書きの汚い文字を見せなくてもいいし、漢字の書き間違いもグっと少なくなります。何より、パソコンがおっくうでなくなるでしょう。
でもキーボードは、とっても難しそうです。
たくさんのボタンがあるのでどれを押せばいいのか、さっぱりわかりません。
パソコンでは『日本語入力』という機能を使って文章を入力します。
入力した「ひらがな」を漢字に変換するのです。
しかし、文章を書こうと思っても、
ボタンを探すのは面倒だし
変換すると違う漢字が出てくるし
直そうとして前よりひどくなったりします。
誰でも最初は、こんなふうです。
パソコンのキーボードには、100個以上のボタンがあります。
ノートパソコンでも90個ほどボタンがあります。
こんなにたくさんあっては、全部を覚えるなんて絶対無理です。
ところが、この中には、まったく使わないボタンがいくつもあります。
使い道がいちおうあるのでですが、滅多に使いません。
効率よく覚えるため、よく使うボタンに絞り込みましょう。
覚えるボタンは、少ない方が良いですよね。
実は、29個のボタンを使えば、日本語入力はできてしまいます。
最初に覚えるのは、これだけで充分です。
ですから、キーボードを覚えるための最初のポイントは「必要なボタンだけ覚えよう」ということです。