ChromeOSを試したい3: CloudReadyを使ってみた!
2020-8-10
近ごろ気になっているChromebook/ChromeOSを評価する第3回。
実際に、手持ちのWindowsマシンにCloudReadyを動かしてみました。
評価マシン
今回、使用したPCは、次のモデルです。5年くらい前、Windows10が出たころに買いました。近頃だと、Windows10で使うには、メモリ不足かな。
- メーカー:HP
- 製品名:HP ProBook 430 G2
- CPU:インテル Celeron 2957U 1.4GHz
- メモリ:8GB
起動時間の比較
電源オンからログイン画面を表示するまでの時間と、電源オンからブラウザを表示するまでの時間です。
電源オンからログインまで、Windows10が思ったよりも健闘していました。感覚的にはもっと時間がかかっていると思っていました。でも、CloudReadyも早いですね。それに、そのあとが段違いです。ブラウザを起動するだけのCloudReadyが圧倒的にです。
使い勝手
▲ WebブラウザにはGoogle Chromeを使います。Googleアカウントでログインしているので、ふだん使っているAndroidのWebアプリや、Windows版のGoogle Chromeのブックマークを共有できます。
▲Androidと違って、ブラウザをマルチウィンドで呼び出しして、簡単に切り替えできます。
▲それから、画面の下部にあるランチャーで、アプリケーションを呼び出したり、ウィンドウを切り替えたりできます。ウェブ検索もできますね。
▲右下をクリックすると、ログアウトや電源オフ、設定など、システム系の設定メニューを表示します。
こんな感じで、見たまま使えばいいので、簡単ですね。
アプリケーション
なにか作業するには不可欠ですが、ブラウザベースで動くものが使えます。いやぁ、べんり便利。
- Gmail
- Googleカレンダー
- Googleスプレッドシート
- Microsoft365
CloudReadyの制約
ただし、いくつか制約もありました。
まず、CloudReadyは、Windows10とデュアルブートできません。
このマシン上で、Androidアプリも起動できません。
また、私の環境だけかもしれませんが、液晶パネルを閉じると、スタンバイから再起動しませんでした。Windows10のハードディスク暗号化(BitLocker)を解除したら解決しました。
このあたりは、専用マシンのChromebookに期待したいところですね。
*
というわけで、けっこう使い物になりそうな気がしてきました。
さて次は、Linuxを使ってみようかと思いましたが、私の環境では動かないので、いよいよChromebookを購入してみましょう!