Scratchでアークタンジェント(atan)使う作例を作ってみました。

マウスポインタの位置に合わせて矢印の方向を変える

アークタンジェントの実験

https://scratch.mit.edu/projects/1041239498/

まずは、マウスポインタの位置に合わせて矢印の方向が変わります。

アークタンジェント(atan)を使うと、X座標とY座標の比率から角度を求めることができます。

太い矢印は、マウスポインタのX座標とY座標からアークタンジェント(atan)で角度を求めています。

ただScratchのアークタンジェント(atan)は、+90度から-90度までしか求められません。マウスポインタがY軸のマイナス側に行くと、反転してしまいます。

そこで、細いピンクの矢印では、Y軸がマイナスの時、角度を180度引いています。

ロケットを操縦する

次は、ゲームっぽい例。

矢印キーでロケットを操縦すると、それに合わせて向きが変わります。

ロケット操縦

https://scratch.mit.edu/projects/1041207725/

コスチュームの向きの補足

Scratchの角度は、上向きが0度、右側が90度、左側が-90度、下向きが180度になっています。

一方で、コスチュームの座標は右向きになっています。そのため、右向きに描いたコスチュームを「0度に向ける」と上向きになってしまいます。

ロケットのコスチュームは上向きになっているので、向きを指定するとき「+90度」にしています。