ワーキングチェアとして、オカムラのSylphy(シルフィー)を買ってみた

ふたたび自宅で仕事をするようになりまして、長時間イスに座ってパソコンするので、ワーキングチェアを買ってみました。買ったのは、オカムラのSylphy(シルフィー)です。1週間ほど使ってみて、大変快適です。
これは、その感想です。

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なお、Facebook上でご意見をいただいた皆さん、ありがとうございました。大変参考になりました。

sylphy

きっかけ

元々、ダイエーで買った5000円位のイスを使っていたんですが、1年位でネジがゆるんでガタガタするようになり、腰の負担が大きくなったので買い替えることにしました。

今回は、アーロンチェアに代表される、今どきの10万円前後のワーキングチェアを試すことにしました。オレのノートPCよりも高いんですが。知り合いが、オカムラのコンテッサを20年以上も使っているそうで、そこまで耐久力が違うならPCより長持ちするし、元がとれるに違いない。

情報収集

ネット上に、ワーキングチェアのレビュー記事がいろいろ上がっています。どの記事も大変参考になりました。ただ、ワーキングチェアのネタ自体が古いせいか、ちょっと前の記事が多いような。

選び方

まあ、とにかく、まず最初にチェックするのは、自分の座り方だそうです。たとえばプログラマの場合、こんなスタイルがある、なんでネタが以前話題になりました。

私は、プログラマではありませんし、基本的にキチンと座って仕事をしたいタイプ。漫画家やイラストレータほど、前かがみになるわけでもありません。

サブマリンは、ラクそうに見えますよね。でもこれは、仕事の姿勢というより、自宅でテレビを見るための姿勢。個人の好みも当然あると思いますが、この姿勢に合わせようとすると、ワーキングチェアではなくリクライニングチェアを選ぶことになりそうです。

この姿勢でPCを長時間やると、ずっと首を持ち上げているせいか、私の場合けっこう肩が凝ってしまいます。それに、イスで寝るわけでもありません。自宅なので、休憩するときはソファに移動するか、すぐに布団で寝ても誰も文句を言いません。

これ以外に事前に決めた条件は、こんな感じ。

  • 背面はメッシュ
  • ランバーサポート
  • 可動ひじ
  • できれば10万円以下

あと、私は、身長が178cm位あるんですが、これが少し影響しました。

ショールームで体験してみた

で、いくつかのメーカーの椅子を見て回りました。赤坂見附にあるオカムラのショールームも行ってみました。平日なのに、たくさんの人が来ていましたよ。

さすが、ショールーム。ほとんど全てのイスを試すことができました。同時に、たくさんあって、正直もう選べません。それに、最高級のイスも、それより1ランク下のイスもどちらも、それなりに良い。それなりに自分の身体に合わない。自宅のデスクやPCとの位置関係も違うだろうし。

結局、買ってみて、長く使って、身体を慣らしていくことが不可欠だろうと腹をくくりました。

選んだ理由

というわけで、アーロチェアやコンテッサのような最高級品にこだわる必要はないだろうと考えました。アーロチェアもコンテッサも、すでに登場して10年以上が過ぎていますし、その評価を反映した普及価格帯のオフィスチェアで十分なはずです。

そこで、オカムラのシルフィーを選びました。手ごろな価格ながら調整機能もたっぷりついていて、座り心地もよかったからです。オプションとして、ヘッドレストとランバーサポートも付けました。

注文から10日ほどで無事到着。組み立て済みの状態で配送されてきました。

使ってみた

座るとこんな感じ

まずは、うれしくなって座ってみたりして、自分にベストな位置を見つけます。調整機能が多いと、いろいろ高さを調整できて便利でいいですね。

とはいえ、やはりショールームと自宅の違いもありました。デスクやPCの位置もさることながら、体感に一番差がでたのは服装です。東京のショールームまで出かけるとき(チノパンにジャケット)と、自宅(Tシャツと短パン)では、やはり身体のリラックス具合が違います。

それに、座っている時間の長さも、まったく違います。ショールームで数分座るのと、自宅では数時間座るのでは、全く感覚が違います。事前に、自分の姿勢が分かっていても、それをショールームで再現できるとは限りません。

そのためか、ヘッドレストとランバーサポートは、結局はずしてしまいました。私の身長だと、ヘッドレストが首と肩にあたったからです。また、シルフィーのランバーサポートは、プラスチックなのでもたれた時に思いのほか硬くて、あまり快適ではありませんでした。あとからクッション素材を貼ったりしたら使えるかも。

ランバーサポートの代わりとして、以前にイケアで買った500円くらいの薄いクッションを腰のあたりにはさんでいます。

2つの部品は、六角レンチで、さほど苦労することなく自力で外せました。写真は、ヘッドレストを外すために、ネジのカバー(OKAMURAロゴが書いてある)を薄いマイナスドライバーでコジって外したところ。ヘッドレストを外した後に、また付けることができます。

ヘッドレストを外す

部品をはずしてみると、どのボルトも、ゆるみ止め剤が塗ってありました。ほかの部分もきっとこんな感じだと思うので、イスの耐久力はかなり高いと思います。やはり、ダイエーで買った5000円のイスとは訳が違います。

1週間ほど使ってみた

1週間ほど使ってみて、それなりに身体になじんできました。当初は、肩が凝ることもありましたが、それも無くなってきました。

新しい椅子を使うようになって、あらためて考えたことは、結局、自分の姿勢とそれを維持する筋力も大切だということです。プロとして長時間/長期間にわたって仕事をしていくためには、フィジカルとメンタルの健康の維持が重要です。姿勢を維持する筋肉もその一部。高いイスを買うだけで、それが不要になるなんてことは、まずないだろうと思います。ま、休憩時間に、ちょっと体操したり散歩したりする程度ですけどね。

というわけで、せっかく高いイスを買ったので、レビューを書いてみました。Amazonでも購入できますし、もう少し安いところもあるんじゃないかな。特に、ヘッドレストとランバーサポート無しなら、いっそう手ごろな値段委なります。どなたかの参考になれば幸いです。

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